こんにちは、スタッフNANAMIです🐾
先月、ふと思い立って、ずっと行ってみたかった島根県・足立美術館へ旅してきました。

目的は「癒されたいから」…というのもありましたが、実はもうひとつ。
私たちのTシャツシリーズ《和風猫物語》の、あの“静けさの中にある美しさ”って、一体どこから来ているのだろう?と、自分の中でその答えを探したかったのです。

今回はそんな小さな旅の記録とともに、《和風猫物語》の世界観に通じる風景を、たっぷりの写真と一緒にご紹介します🌿


🏞️ 1|旅の始まり。静かな山陰の朝

出発したのは平日。まだ観光地としては静かな季節で、少し肌寒い朝でした。
電車を乗り継ぎ、やっと辿り着いた安来(やすぎ)の町は、空気が澄んでいてどこか懐かしいような香りがしました。

足立美術館は、そんな町の静けさにぴったりと寄り添うように佇んでいます。


🌳 2|「生きた日本画」と呼ばれる庭園へ

美術館に到着して、まず目に飛び込んできたのが――
完璧なまでに整えられた日本庭園。

ここでは、草木や石がただ“配置されている”のではなく、すべてが一つの風景として“描かれている”ように感じられます。

手入れの行き届いた苔、静かに流れる水、遠くの山を借景にした空間構成。
どこを切り取っても、一枚の和風画のよう。

私はこの時ふと、和風猫物語のTシャツに描かれている猫たちも、こんな庭園の中に暮らしているのかも…と想像しました。


🐾 3|猫がいなくても、猫の気配を感じる

もちろん、この美術館には猫はいません。
でも不思議なことに、「あ、あの石の陰にいそうだな」とか「この縁側の下でお昼寝してるかも」というように、ふと猫を感じてしまう瞬間がたくさんありました。

和風猫物語の猫たちは、人目を避けて、でも気ままに庭を歩き、苔の上で寝転び、池の鯉を眺めている――
そんなふうに思いながら散策していると、「猫のいない猫物語」を、自分の中で描いていたような気がします。


👘 4|伝統美と静けさと、Tシャツ

和風猫物語のTシャツを着るとき、私はよく「この猫は、どんな景色の中にいるんだろう?」と考えます。

たとえば、枯山水の白砂の上にじっと座る猫。
軒下の風鈴を見上げる猫。
紅葉の中、誰にも気づかれずにあくびをする猫――。

足立美術館の風景は、そうした想像を無限に広げてくれる場所でした。
この旅のあと、和風猫物語シリーズがますます愛おしくなったのは、言うまでもありません。


🎨 5|美術館の内部もじっくりと

庭園だけでなく、館内には横山大観をはじめとした日本画の名品がずらり。
障子ごしに庭を眺められる空間では、時間の感覚がゆっくりと解けていきます。

「静けさは、贅沢だ。」
そんな言葉がぴったりの場所でした。

足立美術館へのアクセス情報

所在地: 島根県安来市古川町320
開館時間: 9:00〜17:30(冬季は〜17:00)
休館日: 年中無休(展示替え等あり)
公式サイト: https://www.adachi-museum.or.jp/


🧵 6|旅から戻って、Tシャツを見直してみると…

旅から帰って、和風猫物語のTシャツをクローゼットから取り出してみました。
すると、不思議なことに、あの庭園で過ごした時間の“気配”がTシャツから立ち上ってくるような感覚があったんです。

猫が主役の物語だけど、その背景には“和の心”がちゃんと流れている。
それを、自分の足で感じてきたことは、小さな誇りでもあります。